まさか私が告白されるなんて

 そしてゲームが開始された。


 私のカートはスタートダッシュを決めて走り出した。

 やっぱり沙也加ちゃんは早いなあ、と思う。


 もう既にかなりの距離を付けている。


 追い抜くにはかなり無茶をしなければならない。




 チーム戦とは言っても、試合ごとに見れば個人戦だ。





 私と琢磨君の華麗なる連係プレイは出来ない。
 そのことに、イラつきを覚えながら、結局初戦は独走を許しちゃった。



 私は五位、琢磨君が三位に終わった。



 琢磨君にも勝てなかった。

 悔しいなあ。


 「やったー!!」


 沙也加ちゃんは元気よく叫ぶ。
 嬉しそうだ。



 沙也加ちゃん相手だから、ムカつく、なんてことはないけれど。


 それでも、悔しい気持ちが芽生えている。