その後も、教科書を読んだり、頑張れを求めたり、教科書を読んだり、頑張れを求めたり、
そうこうして、何とか、やる気がないながらも頑張っていた。
「水奈さん」
そんな中、琢磨君が口を開く。
「問題とかいる?」
「も、問題?」
私はわざとらしく肩をかしげる。
「うん。インプットも必要だけど、アウトプットも必要だろ」
確かにそうだ。
テストで出る形式は、主に穴埋め問題。
クイズ形式の方がやる気が出るかもしれない。
それに――
「なんだかそれ、カップルで勉強してる感じが出るよね」
「そうだな。それを狙ってだ」
「そっか、じゃあ問題出して」
「分かった」
そして、琢磨君が口を開く。
「じゃあ、漢の時代、匈奴対策に大月氏に派遣された人は誰でしょうか」
「え?」
ちょっと待って、分からない。
でも、すぐに分からないと、降参するのも嫌だ。
私は脳に鞭打って思い出そうと頑張る。
「思い出せないか?」
「ちょ、ちょっと待って。頑張って思い出すから」
私はそう言って脳をさする。
「降参でお願いします」
結局答えは出ない。
悔しいけど、降参しかないみたい。
「正解は張騫でした」
「うぅ、難しいよ」
「そうかな」
「じゃあ、反撃」
私はそう言って、教科書をぱらぱらとめくる。
「じゃあ、後漢を建国した人は誰でしょう!!」
私はそう訊く。
「光武帝」
一瞬で答えを言われちゃった。
「完敗です」
私はそう言って頭を下げた。

