翌日。お母さんが学校に乗り込んできた。
そう、人づてに聞いた。
というよりも噂でだけど。
私に知られたら、きっと私が止めると思ったのだろう。
だから黙って学校に乗り込んできたのだろうか。
私と琢磨君が呼ばれたのは、一時間目のホームルームの事だった。
先生からはモンスタークレーマーだと思われちゃってるのかな。
そう思ったら少しいやだ。
だけど、この件が解決するならば、構わない。
この地獄が終わるならば。
「緊張するか?」
面会室に向かう途中、琢磨君にそう訊かれた。
「うん」
私はそう答えた。
緊張しないわけがない。
今からの一時間程度。その時間で、私の、私達の運命が変わっちゃうんだから。
「大丈夫だ。僕が何があっても守るからな」
「ありがとう」

