まさか私が告白されるなんて


 翌日学校に向かった。


 「琢磨くんおはよう」


 私は小声で言った。
 というのも、犯人に気づかれないようにという事だ。
 気づかれたら最後、犯人は行動を起こさない可能性が高くなる。

 「行くぞ」


 琢磨君が小声で私に伝え、行動を開始する。


 そして教室の中を見ると、そこにいたのは、純恋ちゃんだった。


 まさか、純恋ちゃんが?

 
 なんでここにいるの?
 いや、きっと勘違いだよね。琢磨君の見間違いだよね。

 琢磨君はスマホを取り出し、消音モードで動画を撮り始めた。

 ねえ、本当に純恋ちゃんが犯人なの?


 「あ」

 私のカバンの中の教科書が落ちてしまった。
 しまった。

 パンっと小さな音が鳴る。


 「水奈ちゃん?」
 「純恋ちゃん?」


 私たち二人は互いに見つめ合う。