「あ」
そこで、純恋ちゃんとぶつかった。
「水奈ちゃんどうしたの?」
「えっと、その」
「あの噂の件かしら?」
噂にまでなってるの?
最悪だ。
とりあえず私は頷く。
「そっか。大変だよね。あたしに出来る事があったらいつでも連絡してね」
「あ、うん」
私は頷いた。
罵倒されるかと思えば、まさかの協力体制。
昨日までとは一転違って優しい。
いや、昨日も優しかったけど、今日のはそれと違う感じだ。
昨日のやさしさは作り上げられている気がしたが、今日は純粋に優しい気がする。
なんだか、心が温かい。
昨日の私が感じた違和感は気のせいだったんだね。

