まさか私が告白されるなんて


「じゃあー純恋ちゃんって呼んで」

思考を空に飛ばしている間にも、会話が続いていた。
宮崎さんが、そう私にねだってくる。

「っ、純恋ちゃん」

仕方ない。呼ぶしかない。

「よくできました」

頭をなでられた。

「あたし嬉しい!」

そう軽く飛び跳ねた宮崎さん。……じゃなかった純恋ちゃん。

なんだか子供みたい。

「あたしたちも連絡先交換しよ?」
「う、うん」
「あとあと、ね、これから、もっとなかよくなろーよ。あたしたち絶対に仲良くなれるからさ」

春原さんとは友達とは言えないと思う。
球に話すくらいで、放課後に一緒に帰ることなんてない。
だから友達というよりも、クラスメイトが正しいと思う。

そう言う意味では私は彼氏である琢磨くん以外の友達はいない。

そう言う意味では、もっと仲良くなってもいい。