まさか私が告白されるなんて



「ふう、席に着くと気持ちがいいね。それで、山本さん、さっそくあたしたち、名前で呼び合わない?」
「え?」


唐突な提案だ。


「だって、あたしたち名前で呼び合った方が仲良くなれると思うの!! 同じ重村君、じゃなかった、琢磨君を愛する人同士、もっと仲良くならないとだめだから」
「えっと私は」


立場が違う。
片思いと両想いは大きな違いを持つ。
だからこそ、一概に同じだと言ってほしくない。


そんなことを言うのは、器が狭いのかもしれない。
でも、やっぱり許しがたいのだ。


怖いから口には出さないけど。


……やっぱり圧というか、逆らってはいけないみたいな雰囲気を感じちゃうよ。

今のところは被害を被ってないし、彼女を悪い人とは思えない。
でも、やっぱり陽に近い人間だ。
虐められていた過去を少し思い出してしまう。