この恋いつから!?

まけた……。
「女子は黒川で決まりだなー」
最悪最悪。よりによってなんで転校して数日で文化祭の実行委員やらないといけないわけ!?もーほんと無理なんだけど!
「男子は、おー黒川だな。ダブル黒川で決まりだ。よろしく」
斗真!?斗真なら一緒にやってもいいかも!
「ねえ黒川さん!」
「ん?はい!」
たしか、花川さんだったけ?
「えっと、その……」
「どうしたの?」
言いにくいことなのかな。
「実は、私……斗真くんのことが好きなの…」
花川さんは、恥ずかしいとでも言いたげな表情で下を向いた。
「え、あ、そうなんだ」
「だから、実行委員変わってほしいの……。いい、かな、?」
「……え?」
どうしよ。せっかく斗真と一緒で嬉しかったのに。
「いいよね?」
え、?中野さんだよね。いつも花川さんと一緒にいて、少しだけ怖いイメージがある。
「えっと、その……」
言うんだ。変われないって。それだけ言えばいいこと。
「言わないってことはいいってことだよね」
「えっと、……はい……」
言ってしまった……。さいあくだ。せっかく楽しみに待ってたのに……。
「よかったじゃん!」
「……黒川さん、ほんとにいいの、?」
「ほらなんも言わない。いいってことよ」
ダメだ。やっぱり中野さんは少し苦手。
あぁ、あんなに喜んでた私がバカ見たい。
でも、しょうがないよ。私が言わなかったのがダメだったんだから。もう諦めよう。