「おい、初日であの挨拶はないだろ」
「え?ないって何が?美しすぎる挨拶がダメってこと?」
「あの挨拶で美しいと思ってんの?」
なんだ斗真、ツンデレなんだからっ!
「あの、!由良ちゃんちょっと話そうよ!」
女の子三人が私に話しかけてくれた。友達ゲットのチャンス!
「いいよ!斗真ちょっと行ってくる!」
「うん……」
斗真は少し不安そうな顔してたけど、大丈夫だよ!私ちゃんと友達ゲットして見せるから!

「ねえ、あんたなんなの?斗真呼びしちゃって、目障りなんだよ」
「斗真くんにベタベタして、キモイんだけど」
「斗真くんあんたなんて興味無いし嫌がってると思うよ〜?」
「……え?」
なに、?仲良くなろうっていう誘いじゃないの、?
「なんか喋れよ!」
「ちょっと痛い目見てもらわなきゃね」
「あんたが悪いんだからね!」
そう言って、ドアを閉め出ていった。
………え、?ちょっと待って、!?と、閉じ込められた、とか、ない、よね、?