剛志:(M)あまり覚えてないけど。これだけは覚えている

剛志:(M)俺は小夏を抱きしめ道路の外側に連れ戻した

剛志:小夏!

小夏:……剛志

剛志:……お前、何やってんだよ!

小夏:……離して

剛志:……ご、ごめん

小夏:…………嘘、離れないで

剛志:こ、小夏?

小夏:……にゃはは。あたし死にたくなっちゃった

剛志:何言ってんだよ…死ぬなよ

小夏:生きちゃったね

剛志:死ぬなって言ってんだろ!何考えてんだよ!

小夏:なんかさ…色々わかんなくなっちゃった

剛志:……何が?

小夏:自分は何してんだろうって。自分は何のために生きてるんだろうって。自分の存在はなんなんだろうって

小夏:親も友達も…剛志も…。みんなが私を置いていく

剛志:ばかか。俺は置いていってないだろ

小夏:じゃあさ。剛志。私たち結婚する?

剛志:は、はあ!?す、するわけねぇだろ!

小夏:にゃは!そうだよね。するわけない

剛志:性懲りも無くまたおちょくってんのかよ

小夏:ううん。多分だけどこれで最後かな

剛志:な、なんで?

小夏:帰れる場所があるなら帰れってさっき剛志が言ってくれたでしょ?

剛志:うん

小夏:辛くて、どうしても逃げたい時は剛志の所に帰りたい。

剛志:………別にいいよ、それくらいなら

小夏:にゃは!ありがと!剛志ならそう言ってくれると思ってた

小夏:じゃあねー!またいつか会おうねー!

0:小夏はすぐに立ち去る

剛志:お、おい!どういう意味だよ!