童貞パパ

小夏:ほら

剛志:………

剛志:(M)小夏の肩には切り傷のような跡があった

小夏:8針縫った跡だよ

剛志:…………

小夏:あと胸に根性焼きの跡もある

剛志:っ!

小夏:あ、さすがに見せないからね?

剛志:あ、当たり前だろ!

小夏:毎日アザが出来てたし、何回も打撲してた

小夏:なんでこうなったのかはわかんないけど、あたしが1番許せないのは……れなにまで手を出した事

剛志:………

小夏:あたしだけならまだ我慢できた。れなには父親として愛情があると思った。でも……れなにも手を上げて、一生残る傷を付けたの。あたしの大事なれなを傷付けたの

小夏:だからあたしはれなにも強く生きて欲しくてどんなに痛くても悲しいことがあっても泣いちゃダメって教えたんだけど、それも間違いだよね

剛志:………間違い?

小夏:だって、全部我慢させちゃうでしょ?今日怪我した時も泣かなかったんじゃないかな?

剛志:確かに…泣かなかった

小夏:泣きたい時に泣けない子になったら…どうしようって……

小夏:……これってさ。全部あたしのせいなんじゃないかなって思うんだよね

剛志:………なんで?

小夏:勝手に日本から離れて、海外に行って、見た目だけの男と結婚して、れなを生んで、傷付けた

小夏:あたしの人生、失敗だらけだよ……れなを生んだのも……失敗なのかなって……