私だけの白昼夢

恋愛(学園)

檸檬/著
私だけの白昼夢
作品番号
1717454
最終更新
2024/03/18
総文字数
3,664
ページ数
2ページ
ステータス
未完結
PV数
7
いいね数
0
色褪せたトランクを片手に持ち、故郷ルーエを離れる。

海の上を走る蒸気機関車の汽笛と共に小さくなる故郷をみつめる。

下に目線を落とせば果てしない海とその上を走る動輪。
海上列車で目的地ゲシュートまで約6時間。
やっぱり内陸電車の方がよかったかと後悔するが乗ってしまったものはしょうがない。
なんてったって海上列車は学生のお財布に少し優しいのだ。

トランクをあけ、新しい制服をまじまじとみる。
変といってはなんだが、流行の最先端をいくようなデザイン。

この先の生活はなんといっても初日の第一印象にかかってる。挨拶、友人作り、考えるだけで胃がキリキリする。
転校なんて自分には無縁なものだと思っていたが、自分の順番がまわってきたようだ。

不安なことばかりで心が悲鳴をあげている。
ひとまずは寮へ迷うことなく行けるかどうかだ。

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