「お前、そこは」
フランはこくりと頷く。
「一度足を踏み入れたら最後。二度と帰っては来られないというあの森だよ。まあここからはそう遠くないし、目撃したのは森の一歩手前のとこだ。中に入っていく必要はない」
「とは言ってもよ、あんなバカ広い森のどこを見張っとけばいいんだ?またそこに来るかどうかもわからねぇしよ」
「そこで、もう一つ手掛かりがある」
机に散乱していた書類から一枚ひらりと手元に取り出すとそれを俺達の方に見せた。
「十五年前、ステラという瑠璃色の瞳を持つ女性がいたんだ。まだ情報は少ないがかなりの魔力の持ち主だったらしい。僕の予想が当たっていれば彼もおそらく同じ瞳を持っている。力の理由が瞳にあるのなら、その気配を感じ取ることが出来るはずだ」
そういえばあの子も魔法を使っていたな。
それもかなり強そうな風魔法。
もし彼が神を宿していたとしたらあれが神器の技なのだろうか。

