「わざわざ外で待つ理由あったか?話してくれんなら別に最初からいてもよかっただろーよ」
「まあそうだけど、いきなりいたら二人がびっくりするでしょ」
男は俺達を見るなり頭をガシガシと掻き乱す。
「ガキの子守か」
は?
こいつ、何言って・・・。
「リース、怖い顔しないで。・・・私、ルチル=カメリアと申します」
そう言ってルチルはぺこりとお辞儀をする。
その後名乗らない俺を見かねたのか裾をちょんちょんと引っ張られ、渋々頭を下げる。
「・・・リース、です」
「フラン、俺は側近じゃないが暇じゃねーんだ。急用じゃないなら帰るぜ」
人の話を聞いていたのだろうか。
何故だろう、この人とは一生通じ合えない気がしている。

