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「そういうわけで、今日からコバルト国周辺を暫くの間厳重警戒させる。不審な者が現れた場合はむやみに手を出さず先ずは報告するように。以上だ」
昨晩の件で急遽城内では緊急集会が行われ、初めての事に動揺する人も見られたが、任された兵達はそれぞれの配置につくべく少しずつ解散していった。
「あのフランさんが狙われたって」
「この平和な国でそんな」
「・・・」
集会後俺とルチルは残るように伝えられていたため、そんな周りの人達の声を耳にしながら少しの間その場に立ち尽くす。
フランさんは俺の名は一切出さなかった。
疑いをかけられないよう気を使ったのだろうか。

