急所は外したようで、なんとか意識は保たれている。 だがこのままでは長くは持たないだろう。 次第に足に力が入らなくなり、地へと倒れ込んだ。 「王からの命令でよ。どういうわけかお前のことは殺すなと言われた。俺には理解できなかったがな」 ちょうどアレンと太陽が重なり、逆光で表情が読み取れない。 こんな、ところで。 諦めるわけには・・・。 最後の力を振り絞り、グラセフは小さく唱えた。