「すごい!」
ルチルは目を輝かせながら小さな子供みたいにその様子に釘付けになっている。
「まず利き手を前に出してね、強くイメージするんだ。手のひらの一点に集中して、具現化させる」
俺達はレグと同じように利き手を前に出し、集中してみる。
これで力が溜まってきているのかは到底わからないが、今はやってみるしかない。
「ファイア!」
「・・・・・・」
唱えてみたものの、何も起こらない。
本当に俺に魔力なんてあるのか?
なんだか小っ恥ずかしくなってくる。
「ファイア!」
「えっ」
一瞬だが、光ったように見えた。
「おお!今の感じだよ。あとはまあ、属性によって得意不得意あるから得意なものから伸ばしていくといいかもね」

