「昔おじ様はカメリア国を率いる王様で、私達はまあ・・・孫、みたいな」
「ソティア、その例えは余計にわかりづらいんじゃないかな」
あはは、と困ったように笑い「僕達は血縁関係はないよ」と訂正する。
「ギルおじ様は、みんなの憧れだった。強くて。かっこよくて。誰一人欠けぬよう手を差し伸べてくれる心優しい人なんだ」
過去を思い出すかのようにフランは視線を下へと落とす。
「おじ様の城では自分の身を守るための戦闘技術や、城で働く為に更に難易度の高い訓練を受けることもできてね。その時にもいろいろお世話になったんだ」
「おじいちゃん、そんなに凄い人だったんですね」
知らない話ばかりのようでルチルは興味津々に話を聞き込んでいる。

