「あなたがフラン・・・さんですか」 その問いに彼はまた優しく微笑んだ。 「よくわかったね。僕の名はフラン。フラン=コバルト・・・一応、この国の責任者」 その言葉にはっとし、俺とルチルは慌てて頭を下げる。 「すみません、申し遅れました。リースです」 「る、ルチル=カメリアです!」 「ははっ、やめてくれよ。僕はそういうの全然気にしないからさ。ほら、頭を上げて」 王子様・・・という表現が一番合いそうな彼は周りの空気さえも何故だかキラキラして見えてくる。 「フランは相変わらずね」