棚の隙間に隠すように挟まれていた一枚の写真を手に取る。 そこには夫婦であろう二人と大事に抱きかかえられた赤子が幸せそうに写っていた。 裏面には綺麗な文字で"スバル"、"フィアラ"、"リース"と書かれている。 「どうか、無事に帰ってきてくれ」 何もしてあげられない自分を恨み、暫くその場で震えていた。