「・・・・・・ス」
結局、俺は・・・・・・何のために・・・。
「・・・リー・・・ス」
まだ誰かが俺を呼んでいる。
その声に恨みの感情は感じられなく、心配と焦りが伺える。
段々と遠のいていくかと思いきや、何度も耳元で呼ぶものだからさすがに静かにしてもらおうともう一度瞼を開けた。
すると目の前に現れた彼は安堵の表情を見せ良かった、と力無く笑った。
「フラン・・・?」
「リース、凄くうなされて魔力も乱れたままどんどん力が弱くなるもんだから心配したんだよ」
うなされて・・・・・・?
ということは、さっきのは・・・・・・夢?
「っそうだ、ルチルは・・・!」
半分体を起こすと隣ですやすやと眠っているルチルの姿。
どうやら一命は取り留めたらしい。
「良かった・・・・・・。すまない、フラン。なんて言ったらいいか・・・。結局俺はまた足手纏いに・・・・・・」
「そんなことないよ。・・・それに、お礼なら僕じゃなく、彼に言って」
「・・・?」
フランが目を向けた先にいたのは、プロスペリティで別れたまま行方がわからなくなっていた人物。
「ルチルのことも、リースの傷も、全部彼が癒してくれたんだ」
「・・・・・・レイ。何で・・・」

