「・・・っどけ!!」
剣を振り上げ、力のする方へ向かうため風魔法で塞がれた道を一気に開けるーーー。
が一瞬の隙を突かれ、背中に鈍い痛みが走る。
「・・・っんで、君たちは旧カメリア国王を狙う。おじ様がいったい何をしたっていうんだ・・・!」
「これはノワール国のため。世界平和のため。これ以上犠牲者を出してはならぬのです!」
「なっ・・・」
何を言ってる?
まるでカメリアのせいで情勢が乱れたと言っているかのような・・・。
「バルデ様からお聞きましたが、あなたもカメリア国にいたのなら黒魔道士のことはご存知でしょう。あんな者を生み出すような国はあってはならない!あの王が生きている限り、我々は止めなくてはならぬのです!」
「黒・・・魔導士」
そういえば書物から黒の魔導書が消えたと聞いたことがある。
だがあれはその後おじ様の手元に戻ったはずじゃ・・・・・・。
「あなた方が行手を阻むのならば、こちらも戦わなくてはなりません。・・・・・・お許しください」
フランに向けて鋭い刃が向けられる。
「・・・っ」
ここまで、なのか。

