スカイ・ネイル




「・・・わかった。けど、まずは」



その瞳はノワール兵を捉え、剣を持つ手に力が籠る。


フランの乱入により多少混乱しているようだが、指導者により敵だと見なされた俺たちへ向かってくる者、先へ進む者と別れ始めていた。



もう、後へは引き返せないーーー。





「リースはここから援護を頼む。・・・・・・無理は、しなくていい」


「・・・ああ。わかった」



フランは勢いよくその場を駆け出すと、向かってくる相手に大きく剣を振り翳した。




しかしそれを防がれるとすかさずもう一人が横から攻撃を仕掛けてくる。


それを見越していたリースは水魔法を発動させ、その兵諸共激しい水流が飲み込んでいく。



「やったか・・・!」



そう思ったのも束の間、近距離で戦うフランを標的に次々と敵が押し寄せてくる。





これじゃあきりがない・・・・・・!


俺の魔力もどこまで持つか・・・・・・。