スカイ・ネイル




地を踏み締めようやく見えてきた戦場は目を疑いたくなるような光景で。

何人かは既に倒れており、兵に囲まれているのか中心で争っているのが確認できる。





自分がまだまだ未熟者なのはわかってる。

行ったところで足を引っ張るだけかもしれない。




だけど、俺はーーー。










「・・・っカスケード!!」








相手に気付かれる前に魔法を発動させ、激しい水流がノワール兵たちを飲み込んでいく。



しかしそれは一部だけでまだ多数の兵が残っている。




「いったい何人いるんだよ・・・っ」





「リース!?」



「!」




こちらに気付いたフランは相手の攻撃を自らの剣で防ぎながらなんとかその場を切り抜ける。

急いで駆け寄ってきた彼の顔色からこの状況を納得していないことは直ぐにわかった。



「何で戻ってきた!ここは僕一人で大丈夫だと言っただろう!」


「っ、ルチルが・・・ピケにやられた」


「!」


「隙を突かれて・・・。今、氷魔法で仮死状態にしてスペクルムの力で鏡の中で眠ってる。早く治さないとっ・・・!」