突如心臓が大きく脈打つ。
全身の血が勢いよく循環していくのがわかる。
目が・・・・・・視界が・・・歪んで・・・。
「ゔ・・・っ!!」
胸の激しい痛みに再び地に付くとスーラはそれを心配そうに見守りながら口を開いた。
『これはレイとステラが使ってたのと同じ力だよ。あの王様の前では言わなかったけど、どの神器も共通でこういった力は使えるんだ。でも、代償がでかいから・・・おすすめはしたくないんだけど』
こんな痛みに耐えながら、ステラは国民の願いを叶えてたっていうのか?
こんなの。
何度も使えるようなものじゃないだろ。
「・・・・・・っは・・・」
額の汗を拭い、乱れた呼吸のままふらふらと立ち上がる。
腰にかけっぱなしになっていたシグハルトを思い出し、心を落ち着かせるようにそっとその剣に触れた。
正直頭の中もぐちゃぐちゃで何が正解なのかわからない。
けど・・・・・・。
俺に、もう少し力を貸してくれ・・・・・・!
「・・・・・・行こう。スーラ」
『どこに?』
「フランのところへ」

