スカイ・ネイル



「・・・・・・しかし、おかしいですね。召喚獣は人間のような感情を持ち合わせていないはずなのですが、なんだか胸の奥が苦しいような・・・」



こいつは、なにをいってるんだ?


さっきまで普通に話してたじゃないか。




ピケは、俺たちに付いてくれた使用人で。



昨日だって、楽しそうに笑って・・・・・・。





まさか最初からこの時を狙っていたのか?





「安心してください。先程私がお伝えしたことは全て本当です。それと・・・・・・これ以上手を出すのはやめにします。私は正面から戦って勝てるほど、力を持ち合わせていませんので」




わからない。



彼女の考えていることが。



思考が。





わからない。










膝の力が抜け、その場に崩れ落ちると血に塗れた光景が目の前に広がる。





嫌だ。


見たくない。





ピケが手を翳すとルチルの胸に突き刺さっていた槍が光と共に消えた。



「・・・・・・また、機会があればお会いしましょう」