ピケの言うまま朝食を取り終えたリースらはそのまま場所を移動し、ノワールの最上階に案内された。
「ここは・・・・・・」
「私の一番のおすすめスポットです」
朝日が登ったばかりの陽の光がノワール城や街を温かく照らしている。
換気のためか窓が開けられており、風のさわめく音が耳に心地よい癒しを与えてくれる。
建物自体も大きいが標高も街に比べると少し高くなっているため、最上階から見る景色はピケの言う通り素晴らしく美しく見えた。
「こんな景色、初めて見たわ」
「ピケのお気に入りの場所なのに、教えてもらっちゃって良かったのかな?」
「はい。せっかく今日は天候も良かったので。・・・・・・それで、先程のお話なのですが」
辺りに人がいないことを確認し、少し声量を落とす。
「最近になって、ステラ様の死因が外傷によるものでないことが判明したのです」
「それってつまり、誰かにやられたわけではないってこと?」
「無傷だったわけではないようですが、これといって死に至るような怪我は負っていなかった。ということです」
「じゃあなんでステラさんは・・・・・・っ!」
「まさか・・・・・・」
俺たちと、ステラさんとで共通している部分がある。
それは、神器を持っているということ。

