「この話の流れでその言い方はちょっと語弊が生まれそうだけどな」
「だ、だからそういう意味で言ってるんじゃ!」
「わーかってるって」
会話が楽しい、なんて思ったのはいつぶりだろう。
先程まであった体の重みを忘れ、今まで考えていたことがどこかへ吹き飛んだような。
そんな感覚。
ルチルやギルじいさんたちと話してる時とは違う。
特に気を使うこともなく、何を言い合っても許されるような。
友達と話すって、こういう感じなのか。
「また帰ったら教えろよ、誰なのか」
「まだいるって言ってないだろ。・・・・・・さ、そろそろ明日ノワール国王に聞かなければいけないことを整理しないと」
「・・・そうだな」
とは言っても彼の中身は歴とした大人。
直ぐ現実に戻されたが、言う通り寝る前に明日の行動を考えておかないと。

