「なんていうか、今までになく体が痛いな」
ベッドに横たわり、天井をぼうっと見つめながら今日一日のことを振り返る。
「それは、今のこの環境が関係しているのかな?」
フランはソファに腰掛け、満更でも無い様子でリースを気遣う。
「ああ。・・・・・・フランは普段からこういう場所で生活してたから慣れてんだな」
「そうでもないよ。コバルトはまだ若いから、他国が求めるようなものはまだ備わっていないし。ああいった方たちと話す機会だって滅多に無いからね。それに、子孫だっていないし・・・・・・」
先程まで天井に向けられていた視線をフランに移すと、彼と目が合い少しの間沈黙する。
「・・・・・・フラン、子供産むのか?」
「なっ?!きゅっ、急に何言い出すんだよ!子供っていうのは、男女互いの了承を得た上で行われる行為から生まれるものであって、人一人単体、ましてや男性から子供なんてっ・・・!!」
「・・・っぶ。あはは!そんなことさすがの俺でもわかってるよ。そんなに動揺するなんて、さては好きな人でもいるのか?」
「いや・・・、いない・・・・・・わけでもないと思うんだけど」
「どっちだよそれ」
くくっとお腹を抱えて笑っていると少々照れ気味のフランは取り乱したことに反省しつつ、不思議そうにリースを見る。
「僕、リースが笑ってるの初めて見たかも」
「え・・・、そうか?ごめん、無意識だった」
「何で謝るの。凄くいいと思うよ」

