「ガレット様は、この国の第二王子です」
「それって、つまり・・・・・・。フィーユさんは三人兄弟ってこと?」
正解、と言わんばかりにピケはフランに笑顔を見せる。
「あんなに他の国のお嬢様方が騒ぎ立てるなんて。二人は相当人気があるのね。その、第二王子様は今はお不在なの?」
「はい。近頃外でのお仕事が忙しいようで。・・・実は、暫く帰られていないのです」
「そうなんですか・・・」
もしかして、探しているフードの男と関係があるのだろうか。
・・・・・・まだ確証はないけれど。
国の王子ともあろう人が、あんなに殺意を剥き出しにして人を襲うだろうか?
・・・きっと別の人だよな。
「なあ、ピケ。俺たち人を探してるんだ」
「どのような?」
俺たちはプロスペリティであった出来事を話したが、フードで顔が隠れていたことからその人が誰なのかを特定するのはやはり難しかった。

