「それは・・・、ノワールとの契約に反しますので難しいのですが」
「そ、そうか。なら座って話すくらいなら大丈夫か?」
「はい。それなら大丈夫です」
ピケはそばに置いてあった予備の椅子を運んでくると遠慮気味にちょこんと机の端っこに座った。
「でも、良いのでしょうか。このような私がお食事の時間も会話に混じってしまうというのは」
「私は構わないわ。もう少しお話ししたいかも」
「僕も、ピケが良ければこのままノワールの話を聞きたいな」
「!それでは・・・」
あまり、こうして話すことはないのだろうか。
どこか嬉しそうにしながらも大きく表情を変えない彼女は、こちらの問いかけに対しテンポ良く答えていった。

