スカイ・ネイル



彼がこの姿でいる間は自然に接しよう。




「そろそろ行こうか。ルチルが待ってるだろうから」


「ああ」



俺たちは部屋を後にし、通路に出た。


するとちょうど隣の部屋からルチルも出てきたところで合流すると、一階にあるダイニングルームへと向かう。




「ええと。ここであってるよな?」



中へ入ろうと扉に手を掛けると俺たちが来ることを察していたのか内側からその扉は開かれ、ひょこりと一人の使用人らしき女の人が顔を出した。


「本日いらっしゃったお客様ですね。どうぞこちらへ」


案内されたテーブルには既に料理が用意され、使用人が椅子を引くとフランがそれに気付きそこに着席する。
リース等もそれに習って同じように引いてくれた椅子に座っていくと少し戸惑いながらも小さく「いただきます」と声に出し、目の前のパンに手を伸ばす。

他にも御客が来ていたのか、城の人間なのかはわからないがそれぞれに談笑しながら食事をしている。