その若さで国を立ち上げ、全てが上手く循環するようにそれぞれに役割を割り当て、みんなが不自由なく生活していけるよう仕組みを作っていくというのは簡単ではないだろう。
それを常日頃管理し継続していくのも相当な労力がいるはずだ。
彼のことだから、慣れてしまえばそう難しいことではないのかもしれないけれど。
・・・・・・でも、今ここにいるのは俺ともそう変わらない男の子。
「あの・・・、これは俺が言うことではないことは重々承知なんだけど」
「うん?」
「その、・・・・・・フランさんはもっと肩の力を抜いていいと思います」
「どうしたの、急に改まって」
「あっ、いや、えっと・・・・・・。大事な場面ではいつもフランさんが前に出て話を進めてくれたり、俺たちのこともずっと気にかけてくれてて・・・。フランさんがいなかったら、ここまで来ることは出来なかったと思います。それにちゃんと休めてるのか心配になって・・・・・・」
「ふっ、そんなこと気にしてくれてたんだ?」
「そ、そんなことって!」
子供のように崩した表情は年の差を忘れるくらいに幼くて。
初めてではないはずなのに、彼の笑った顔を見ていると親しい友人と一緒にいるような感覚になる。
「それにずっとタメ口で話してしまっているし、フランさんはコバルト国の・・・」

