「・・・さっき言ってたのって、どういう意味なんだ?」
探索中申し訳ないがフランが言っていたことが気になる。
思い出したようにこちらに振り向くと好奇心に満ちていた目は直ぐに冷静さを取り戻し、俺の向かいにあったソファに座った。
「そのことなんだけど・・・。エシャロット王妃を疑っているわけじゃないが、話の内容からして普通は外に聞かれないよう結界を張っておくものだと思うんだ。治安が悪化してる最中にスカイ・ネイルの話をしているとなると更に混乱を招くと思わないか?」
「それは・・・身内の魔力を感じ取って結界を解いたんじゃないのか?その、王女様のことも把握していたわけだし。考えすぎじゃないか?」
「そう、だろうか」
もやが晴れない様子のフランにこれ以上なんと言って納得させればいいのか思いつかない俺は、体を前のめりにしわかりやすく話をそらした。
「フィーユさんが言ってたこと、あれは本当だと思うか?」
「えーと。カメリア国に情報を外に流していた人物がいたかもしれないって話?」
頷いて見せると、また彼は難しい顔になる。
「僕は、信じたくはないけど。おじ様に使えていた人の中に裏切り者がいたなんて。・・・それに、そんな人は考えても思いつかない」
・・・・・・この人は体も含めちゃんと休息を取れているのだろうか。
話を振ったのは俺だが、なんだか急に心配になってきた。

