「はい。なんでしょう」
「彼女・・・・・・。ステラと共にいた子は、今も健在なの?」
「・・・それは、ステラさんの中にいた精霊のことでしょうか」
「ええ。・・・あの子、力を使っている時は念願叶ったみたいでとても幸せそうにしていたから。少々無理はしていたみたいだけど」
「・・・・・・恨んで、いますか」
その問いにエシャロットは少し黙ったが、特に怒るような様子はなく少しだけ目線を落とした。
「恨んでない、と言えば嘘になるかもしれないわね。・・・・・・でも、ステラの願いを叶えてくれたことには感謝してるわ。私にはしてあげられなかったことだから」
「・・・・・・ハルモニアは、今も石を封印するために新たな主のもとにいます」
「そう・・・」
客間の前まで来ると俺とフランは同室、ルチルは隣の部屋へと案内された。
「次彼女に会う時があれば伝えてちょうだい。ステラがこの世を去ったのはあなたのせいではない。・・・・・・あの子は、生涯を全うしたのだと」
「・・・はい。必ず」
エシャロットはその返事に笑顔を見せる。
「夕食もどうぞ食べにいらっしゃい。ダイニングルームは一階にあるわ」
「ありがとうございます!」

