スカイ・ネイル



「そちらも問題ないわ。このノワールでは気使い不要よ」


「エシャロット様・・・。公務お疲れ様です。今日はもうお部屋で休まれては・・・・・・」


「もう。そんな堅苦しい話し方はよしてって言ってるじゃない。・・・・・・彼らは私が案内するわ」



彼女はどうやら王妃様のようだ。

だけど何故そんな人がわざわざ俺たちを?





「さあ、着いてきなさい」



先を行くエシャロットに言われるがまま後に続いていく。

本当に対価なしに泊めてもらっていいのだろうか?




行先の城の通路には見たこともない大きなガラス窓がいくつも連なり外の景色がよく見えるようになっている。

やがて城内のランプに灯りが灯されるとその温かな光が行く道を照らす。



初めてコバルト国に訪れた時も同じような緊張感を味わったが、ここにきてまた同じ思いをするとは予想もしていなかったな。


「対価はいらないと言ったけども、一つ聞いてもいいかしら」