「まさか。あのカメリア国に・・・・・・」
「まさか、という人物がそうであったかもしれない。・・・今でさえ皆平和を願っているが、なかなか全員が全員そういうわけにもいかない。・・・・・・私だってそう思いたくはないが、人間というのはそういう生き物だ」
「・・・・・・」
「そんな・・・」
もし本当にそうだとしたら。
まだ、この世のどこかで生きているとしたら、おそらくそいつは見つかり次第即刻牢行きになるのだろう。
機密情報を聞くことのできる立場の人間で、尚且つそれを流出させ国を壊滅させたとしたら・・・・・・、その人の命は・・・・・・。
「まだ確信はないだろう。・・・・・・さて、今日はもう遅い。話はまた明日するとしよう。其方らはここで体を休めるといい」
「え・・・いいんですか」
「問題ない。・・・・・・フィーユ、頼めるか」
フィーユは頷くとリースたちに着いてくるよう促す。
「あっ!で、でも俺たち、その・・・・・・支払える対価を持ち合わせていないんですが・・・」
すると急に扉が開かれ美しい容姿をした一人の女性が中へと入ってきた。

