「スバル。彼はそう名乗っていた」
「え・・・・・・?」
どうやら心配はいらなかったらしい。
目をぱちくりさせているとバルデは再び記憶を辿らせていく。
「三人ともカメリア国の王の元、ステラを迎えに来たと話していた。国王ギルフォードが主導となって動いていたようだが・・・・・・その国にいたのならば、後にどうなったのかは存じておるであろう」
一つの国が壊滅してしまったことはそうある話ではない。
だからきっと他国にまでそのことは知れ渡っているんだ。
・・・・・・ギルじいさんのことも、周辺の人たちはみな知っているのだろうか。
「あの時・・・、城にいた僕らでさえ神器のことは何も知らなかった。おじ様が石について動いていたことは何と無く察してはいたが・・・。それにしても何故あんなにも周辺の反感を買ってしまったのかがずっと疑問なんだ」
「・・・・・・誰かが、外部と繋がりを持っていたとしたら」
「!」
フィーユの言葉にフランは顔を上げる。

