スカイ・ネイル





それは、よく晴れた日の出来事だった。



いつものように書物の整理をしていた私は突如現れた非常に強い魔力の波動を感じ、まさかこのノワールに敵襲かと急いでその力のする方へと向かった。



しかし、その場所は何の変哲もない・・・。





我が娘がただ一人、部屋に佇んでいただけだった。




話を聞くと自分の中に精霊のような女性が現れ、スカイ・ネイルを封印するよう頼まれたという。




「残りの主が私を迎えに来るそうです」




小さい頃からそういったことに全く動じなかったステラは表情一つ変えることなく私にそう言ったのだ。



だがその力はあまりにも強大で、城の者だけでなく国民の間でも心配の声が広まった。

そうなることをわかった上でなのか、我々に気を使ってなのかはわからぬが、単独行動せぬようステラがここでとどまるようにそう告げたのかもしれん。