立ち上がろうとした途端、背中に激痛が走る。 「無理をしたら駄目よ。すぐ治すわ」 「っ・・・治すって、レクアさん?」 俺の背中に手を当て、レクアさんは目を閉じる。 「ケリール」 レクアさんがそう唱えると白い光が放たれ、さっきまでの背中の痛みが嘘のように引いていく。 これって、魔法だよな。 しかも治癒系の。 「もう大丈夫よ」 「魔法、使えるんですね」 その言葉に対しての返事はなかったが、ただいつものように優しく微笑んでくれる。