終わった・・・のか? 一度ゆっくりと深呼吸をする。 自分の手が、今になって震えている。 「大丈夫か、ルチル」 床に崩れ落ちたままの彼女の肩もまた、小さく震えていた。 ーーー自分はなんて無力なんだろう。 ふとそんな言葉が頭を過ぎる。 「大丈夫、二人とも!」 先程まで物陰に隠れていたレクアさんがこちらに駆け寄ってきた。 「俺は、なんとか。ルチルが・・・」 あと、あの男の子は・・・?