「優男はそこで休んでなっ」
勢いよくナイフが放たれそれを避けようとするが、あまりのスピードに間に合わずフランは奥歯を食いしばった。
だがそれは彼に的中することなくもう一人が使った魔法により小型ナイフは無惨にその場に落ちていった。
「ふぅん。なかなかやるじゃん」
ルチルはフランの元へ駆け寄ると傷がないことを確認し胸を撫で下ろす。
「フラン、このままじゃまずいわ。一度体制を整えて三人で一気に攻撃しましょう」
「フラン・・・?」
ルチルに言われた通り一度体制を立て直すとリースたちはライアに剣を向ける。
「お前、コバルト国の王と同じ名前なんだな」
「それがどうした」
「・・・・・・・・・やめだやめだ。おーわりっ」
「?!」
急に興味が無くなったか、こちらに背を向けるとライアは片手サイズの袋を取り出した。

