「今のは危なかったな。・・・まあ相手は子供。やられやしねーけど」
「お前たちの狙いは神器だろう。他の奴らはどうしたんだ」
「なんでそんなこと話さなきゃいけねーんだよ。俺が一人出歩いてちゃ悪いかよ」
「・・・・・・」
目的は変わらないはずだが本当に一人で奪いに来たのだろうか。
まさか、まだどこかに仲間が隠れているんじゃ・・・・・・。
周りを確認していると突然体が宙に浮き、手首を掴まれた感覚と同時に視界が急回転する。
体を打ち付けられることを予測したリースは咄嗟に空いていたもう片方の手を地につけると後ろ回転でなんとか体制を整えた。
「よそ見してんじゃねーよ」
右手にいくつもの小型ナイフを挟み持つとリースに狙いを定める。
「ウインド!」
フランの放った風魔法が男の頬をかすめ、それが気に障ったのかライアは狙いをフランへと変更する。

