「さあ、ノワール国はもうすぐのはずだ。あと少し頑張ろう」
フランの一言に自然と進む足が軽くなる。
元々ノワール国民はコバルト国のように温厚な人が多く、どの人種とも友好関係にあったため争いとは全く無縁の国だったらしい。
しかしタクトによると近頃は状況が一変。
気を付けるよう忠告されたわけだが・・・・・・。
「スカイ・ネイルまではあとどれくらいで辿り着けるのかしら」
どうやらルチルも同じことを考えていたようでまだまだ道のりは長いんだろうなと小さく息を吐く。
「そういえば俺たち、スカイ・ネイルを封印するためにこうして旅をしてるんだよな」
「そうでしょ。どうしたの急に」
「いや・・・、その封印はどうやってすればいいんだろうなーって。もちろんスーラはわかってるんだろ?」
『もちろん!僕を何だと思ってるのっ』

