怒りのオーラに押されつつなんとか目の前まで足を進め無事連れ帰ったことを報告すると、その目はギロリとルチルの後ろに隠れる小さな子供を捉えた。
「いったいどこ出歩いていたの!もう少し周りの迷惑を考えてちょうだい!」
「ご、ごめ・・・なさ・・・」
母親を直視出来ず俯いたまま服の裾をきゅっと掴むユノ。
なんとかナギさんの熱を冷ますため今まであったことを全て話したが、それでも原因はユノにあると言う。
「あなたたちには本当になんとお詫びをしたらいいのか・・・」
「いえ!私たちはそんな。ユノくんが無事で良かったんですから」
「・・・一先ず中へ入ってちょうだい。かなり遅くなってしまったけど、あなたの朝食も用意してあるから召し上がっていって」
「ありがとうございます」
ようやく宿へ戻ることができ、既に朝食を取り終えていたリースは一人ベッドへと身を預けた。

