心配してくれるのは、嬉しいけど。
「・・・・・・」
俺は黙ったまま胸の前で小さく人差し指と親指をくっつけて丸を作ってみせた。
その意味を理解したのかスーラは安堵したようだった。
『リースの力は強くなってるね』
言われてみれば前ほど体は疲れていない。
スペクルムの力しか使ってないとはいえ、ギルじいさんにもらった剣なしでも戦うことが出来た。
成長・・・・・・しているんだろうか。
「そういえばユノくん、ウサギさんのぬいぐるみはどうしたの?」
ルチルの唐突な質問に数秒間黙り込んだ後、顔色を伺っているのか恐る恐る口を開いた。
「・・・外に出た時に、落としちゃった」

