スカイ・ネイル




もうだめだ、そう思った時。





急に部屋中に風が吹き荒れた。



ーーーーーザシュッッ


「ぐあっっ!な、なんだ!」

その風は男を容赦なく切り裂いていく。

ルチルを掴んでいた手が離れると、俺は慌てて傍に駆け寄った。



そして多分その風を操っているのであろう人影が家の出入り口に見える。

そいつは俺と同じくらいの年のように見え、俺と同じ金髪で。
綺麗な瑠璃色の瞳をしていた。