「チッ、つれねぇじいさんだな。じゃあもうあんたに用はねぇ」
それまで肩に担がれていた斧をゆっくりと地へ下ろす。
あいつ、まさかーーー!
今度は思考と体が同時に動き、気付くと俺は男の斧を持つ腕を動かすまいと阻止していた。
「鬱陶しいな」
「・・・っ!!」
しかしそれも虚しく、空いていた左手で襟元を捕まれると簡単に壁へと投げ飛ばされる。
「な、なんで、こんなことっ・・・」
「娘か。お前は俺達についてきな」
「い、いや・・・っ!」
ルチルの腕を強引に引っ張り上げる。
それを見かねたギルは止めに入ろうとするが男はそれを許さない。
「あんたには消えてもらう」
勢いよく斧がギル目掛けて振りかざされる。

