すると男は笑いを溢しはじめ額を手で覆った。 パチパチと木材が燃えてゆく音に共鳴するかのように鼓動がだんだんと早まっていく。 「こんな子供が?・・・いいだろう。それならば先にこちらによこしてもらおうか」 「人質を解放するのが先だ」 「ほう」 ルチルを拘束していた兵士が鋭く光る刃を取り出すと彼女の首に突き付けた。 「っ神器はあると言っているだろう!」 「こちらの要望が受け入れられないのであれば彼女の命はない」 「っ・・・!」