「っやめろーーー!!」 声のする家に向かってザノスは躊躇なく火を放つ。 いくつもの火種が建築物を襲い、それは徐々に焼け焦げていく。 中にいるであろうタクトの母親はようやく異変に気がついたのか壁づたいによろよろとした足取りで表に姿を現した。 「タクトっ、これは、いったい・・・・・・!」 「出てきたら駄目だ!!」 空気をも焼き尽くすかのような熱気に思わずむせ返る。 巨大な炎が今度はタクトの母を襲う。 すると突然地面が隆起し、彼女を守るようにして大きな壁が生成された。